世界の“知”の源流 ブリタニカ国際大百科事典の魅力。
信頼できる情報ソースを日常の中でも活用する


DVD版のメインメニュー。
本文中でも紹介されているカテゴリーメニューのほか、「今日は何の日?」など興味深いコンテンツを掲載。
---調べ学習には絶好のソースですよね。一方、一般向けのDVD版は日常生活で活用することになりますが、どんなシチュエーションが想定されるでしょう?
吉川:「先日クイズ番組を見ていたんですよ。問題がだんだん難しくなっていって、最後まで答えたら1000万円、という番組です。そのとき手元にノートPCがあって、もちろんブリタニカがインストールしてあるんですが、それで試しに答えを調べてみたんです。結果、ほとんど(答えが)載ってましたね。たとえば、「レストランの語源は?」という750万円の問題があったんですが、あれはスープが語源なんですよ。」
>>「レストラン」の語源は? [ブリタニカ国際大百科事典 小項目版 2008]

---じゃあ、ひょっとしたら、テレビ番組もブリタニカを資料にしてクイズ問題を作っている可能性も…。
吉川:「それはわかりませんが(笑)。」

岡野:「いや、実際にテレビ局から問い合わせが来ることがあります。百科事典にはこう書いてあるが、出典を教えてくれと。たぶんこれってクイズに使うんだろうなぁ、と思いながら応対しています。テレビの前に百科事典がある家はあまりないかもしれませんが、DVD版をノートPCにインストールしておけば、クイズ番組を見ながら答えを探す、なんて遊びもできますね。ただテレビの前で笑っているだけではなく、そんな楽しみ方も知的で面白い。」

吉川:「アメリカには、実際にブリタニカ百科事典をすべて読破した人がいて、本を書いています。この人も、やっぱり先ほどのクイズ番組のアメリカ版に出場したりするんです。」

「驚異の百科事典男 世界一頭のいい人間になる!」文春文庫
「ブリタニカ百科事典」全32巻、計3万3千ページを読破した「エスクァイア」編集者の読書日記。


デジタル化で、より身近な知識のパートナーに
---デジタル化されたことで、今後の活用可能性も大きく広がったのではないでしょうか。
吉川:「ブリタニカの154,000語(注:DVD版は138,000語)という項目は、想像以上に一般的なことがらです。去年(2007年)の6月、実際に新聞各紙一ヶ月分のデータと154,000語をぶつけてみたんですが、結果、一つの記事の中にブリタニカの項目が一個以上出現する記事が実に84%もあった。
つまり、新聞記事とも相性がいいということです。新聞を読みながらブリタニカを参照する、なんてことができるかもしれない。こういったことも模索していきたいですね。」

---DVD版をインストールしておくと、ビジネス文書はもちろん、ブログの記事を書いているときにも、調べたいことが出てきたときに利用すれば正確な情報を載せられますよね。これは、ネット上のソースとは違う、信用できるブリタニカならではの魅力だと思います。
引用する際にもテキストをコピーしやすい上に、ペーストされた部分には自動的にブリタニカの引用タグが入る。合法的に安心して引用できる上に、記事の内容が濃くなってアクセスアップにも繋がるかもしれませんね。
吉川:「大学でもそういう使い方は増えている。引用文献としての出典を明確にできるのがいいという話も聞きます。引用、著作権などの学習にも効果的だと。」

岡野:「文書への引用などを考えると、DVD版の使い勝手の良さは魅力的です。探求心や知識欲が旺盛な方はもちろん、そうでない人にも“身近な知識のパートナー”として利用してほしいですね。ブリタニカ誕生の思想が、まさにそれだったのですから。私たちもその意志を受け継いで、より努力していきたいと思っています。」

ATOKと連携する省入力データを収録。最初の数文字を入力すると候補がヒットする。正確さを問われるビジネスシーンでも活躍。

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