hmnyとは? hmnyの特徴 宮城 壮太郎さん インタビュー


デザイナーの「持ちたいもの」として生まれた、上質とこだわりの革製品
優れたデザインと品質、そして大人のこだわりを感じさせるhmnyブランド。そのプロダクトデザインを担当された宮城壮太郎さんにお話を伺いました。


hmnyブランドの製品は、どのようなコンセプトでデザインされましたか?

簡単にいえば、「僕が持ちたいもの」を作ったんです(笑)。
プロジェクトがスタートしてアイディアスケッチを描き始めたら、次から次へとアイディアが出てくる。
僕自身が、それだけ既製のものに物足りなさを感じていたということでしょうね。

アイディアスケッチ

たとえば財布では、カードポケットを斜めにカットして、取り出しやすさと同時にカード面を「あまり見せない」ようにしています。財布を開いたとき、人に見られたくないポイントカードとかも入っているでしょ。

また、財布のサイズをお札の幅(高さ)に合わせてギリギリまで小さくして、男性用ズボンのポケットにもスマートに収まるようにしたり、二つ折り部分にリブ状のストライプ加工をして皺ができるのを防いだりと、男の持ち物としての外観にも気を配っています。


革のアームレストやマウスパッドは珍しいですね。

僕は、自宅の机上には一枚革を敷いているのですが、この手触りがいいことに加えて、マウスが非常に使いやすいんですよ。そこから、革のアームレストとマウスパッドが生まれたんです。

開発当時、これらの試作が白で上がってきたのですが、これがiMacのキーボードとマウスにピッタリでね。その写真を撮ってメールで友人たちに送ったら、あちこちから「欲しい!」って言われました。iMacをお使いの方には、だんぜん白がおすすめですね(笑)。

革のアームレストやマウスパッド


宮城デザイン事務所 宮城壮太郎
Profile
1951年東京都生まれ。
千葉大学工学部工業意匠学科を卒業。1992年から95年までGマーク商品選定審査委員を務める。
ASKULのCIデザインや東急ハンズ、六本木AXISのサイン、「Bioライト」などの照明器具、プラスの文房具、松下電工の空気清浄機など多くのプロダクトデザインを担当。
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