TEAC ハイレゾマスターレコーダー SD-500HR

『TEAC ハイレゾマスターレコーダー SD-500HR』は、DSD5.6MHzやPCM192kHz/24bitのハイレゾ品質で録音することができるデジタルレコーダーです。録音メディアには管理が容易で入手性の高いSDカードやCFカードを採用しています。カセットテープやMDのようにアルバム単位で保存することで、デジタル音楽ファイルをわかりやすく管理することが可能です。

SDカードやCFカードに保存されたデジタル音楽ファイルは、そのままパソコンに取り込むことはもちろん、無料のハイレゾ音源波形編集ソフト「TEAC Hi-Res Editor」（Windows/Mac版）を使って必要に応じて曲ごとの分割やファイルフォーマット変換などの処理を行うことで、スマートフォンやカーステレオなどのデジタルメディアプレーヤーでもレコードやカセットテープの曲をかんたんにお楽しみいただけます。

高音質なのは録音フォーマットだけではありません。左右各チャンネルの信号を完全に分離して処理するデュアル・モノーラル回路設計により、左右チャンネル間の干渉やノイズを抑えたピュアな信号処理を実現しています。さらにデジタル処理の要となる内部クロックには高精度なTCXO（温度補償型水晶発振器）の採用に加え、より高精度な外部クロックからの信号を入力できるWORD IN端子も装備しました。

さまざまなオーディオ機器が接続できるよう、アナログ入力ではXLR（バランス）とRCA（アンバランス）、デジタル入力ではコアキシャル（S/PDIF）とAES/EBUに加え、BNC（SDIF-3）を装備しています。ハイエンド機器のみならずプロオーディオ用機材との接続も可能な仕様としました。

本商品は、SDHCカードでは最大32GB、SDXCカードでは最大256GB、CFカードでは最大128GBに対応しています。
SDXCカード（256GB）を使った場合、PCM48kHz/24bit録音時でLPレコードを最大約300枚分、PCM192kHz/24bit録音時でもLPレコードを最大約70枚分録音することが可能です。

特に価格が手頃な4GB～8GBのSDHCカードを使えば、LPレコード1枚を4GBカード（PCM192kHz/24bit録音時）、または8GBカード（DSD5.6MHz録音時）に録音することができ、LPレコード1枚単位で1枚のSDカードやCFカードへ保存ができます。デジタル音楽ファイルの管理・分類を従来のレコードやカセットテープを扱う感覚でかんたんに行えます。

• 4GBのSDHCカードを使うとハイレゾ品質（PCM192kHz/24bit録音時）で約50分の録音が可能です。
• 録音時に作成される1ファイルは最大2GBになります。2GBを超えると自動的にファイルが作成されますが、録音された音は欠けることなく連続しています。なお、無料の編集ソフト「TEAC Hi-Res Editor」を使って結合することも可能です。

本商品は、一旦SDカードやCFカードに録音された音楽ファイルを、USBメモリーにコピーすることができます。データの受け渡しがかんたんに行えるだけでなく、そのままUSBメモリー内の音楽ファイルをほかの機器で再生することも可能となります。

さらに、さまざまな録音レベル状態にあるレコードやカセットテープから適切なレベルでデジタル録音できるよう、24ドットLEDレベルメーターを確認しながら0.5dBステップの細かい録音レベルを設定することも可能です。デジタル・アーカイブ時に細かく録音レベル調整を行うことで、曲ごとの再生レベルを近づけることもできます。

本商品は、録音時に入力レベルの変化で曲間を自動的に判断してファイル分けを行うオート・トラックインクリメント機能と、曲を聴きながら手動でファイル分けが行えるマニュアル・トラックインクリメント機能の両方に対応しています。録音後（レコードやカセットテープのA面またはB面のベタ録りなど）でも、無料の編集ソフト「TEAC Hi-Res Editor」を使って1/100秒単位の精度で曲ごとに分割することができます。

シンクロ録音にも対応しており、任意のレベル以上の入力信号を検知してデジタル録音を開始することもできます。

本商品は、録音中や再生中に必要な箇所に目印をつけることができるマーク機能を採用しています。
録音中では録音レベルがピークを越えた場合や外部クロックとの同期が外れた場合に自動的に確認箇所としてマークをつけることができるほか、録音時には任意でマークをつけることもでき、再生時に素早くマークした位置に移動することが可能です。

本商品のアナログ入出力には、バランス信号用のXLR端子とアンバランス信号用のRCAピン端子をそれぞれ1系統ずつ装備しています。

また、デジタル入出力には、AES/EBU信号用のXLR端子とS/PDIF用の同軸RCAピン端子に加え、SDIF-3/DSD-raw信号に対応したBNC端子をそれぞれ1系統ずつ装備しており、ハイエンド機器からプロオーディオ用機器までさまざまなオーディオ機器との接続が可能です。

また、高精度な外部クロックからの信号を入力できるWORD INも装備しています。より高精度なマスタークロックジェネレーターからの高精度のクロック信号を入力することで、非常に高いレベルでデジタル信号処理を行うことが可能となります。

本商品は、32k～216kHzのサンプリング周波数を任意のサンプリング周波数に変換することができるサンプリングレートコンバーターを内蔵しています。
さまざまなサンプリングレートで録音されたデジタル音源を録音することが可能です。

本商品は、パソコンを使った編集だけでなく、本商品単体でも録音したファイルの分割や結合、曲名などのファイル情報を編集することができます。
マルチジョグ・ダイヤルによって素早い操作ができるだけでなく、UNDO機能を備えているので、間違った操作をしても一つ前の状態に戻ることができる安心設計です。

本商品は、フロントパネルに装備された専用のUSB端子により、USBキーボードの接続が可能です。本商品の本体のみで、録音したファイルの曲名・アーティスト名など編集がかんたんに行えます。

本商品は、レコードやカセットテープの片面を一つのデジタルファイルとしてベタ録りした後、パソコンを使って曲ごとのファイル分割や、曲名・アーティスト名などのタグ情報をつけることができるハイレゾ音源編集ソフト「TEAC Hi-Res Editor（Windows/Macintosh版）」を無料でご利用いただけます。

SDカードやCFカードから直接、またはパソコンに保存したデジタル音楽ファイルを読み込むと、シンプルで直感的な編集ができるようレイアウトされた編集画面に波形が表示されます。その波形を見ながら1/100秒単位で曲間部分を指定して曲ごとに分割することができます。

また、曲頭のフェードインと曲終わりのフェードアウトの効果をつけることで聴きやすくしたり、2つの異なるフォーマットのデジタル音楽ファイルを一つに結合することも可能です。

さらに、編集したファイルをさまざまなファイルフォーマットに書き出すことができるので、録音時に再生デバイス側の対応ファイルフォーマットを気にする必要はありません。

また、オペアンプにはNE5532を、その他部品にも低インピーダンス型のコンデンサーや低ノイズ・高精度の抵抗を採用しています。パーツの選定においても細心の注意を払い、音質の向上を目指しました。

本商品は、ほかの録音機やプレーヤーと接続してA/D、D/Aコンバーターとしてお使いいただけます。録音、再生以外にもいろいろな使い方ができる便利な機能です。

本商品は、高度なデジタル処理を行う回路をスリムな筐体に収めているにもかかわらず、冷却用ファンを必要としない設計により静かな動作環境を実現しました。
ピュアな音楽鑑賞に欠かせない静寂性を備えています。

本商品は、さまざまな先進のデジタルオーディオ技術と長年のオーディオ製品の開発で培ったノウハウを厚さわずか45mm（脚を除く）のボディに実現しました。フルサイズの筐体でも設置場所に困りません。