静電容量無接点方式とは?
円錐スプリングを押し下げることにより、電極に接することなく電荷の容量値変化を捉えスイッチングを行う静電容量無接点方式を採用。 長時間の使用でも疲れにくい理想的なタッチと3000万回以上の打鍵に耐久する抜群の長寿命を実現しました。また、カップラバーとの一体感で、 防塵効果と優れたフィードバックを体感できます。


傾き角度3段階調整可能
キーボードの傾きを3段階(チルト2段階)に調節可能。お好みの角度に手軽にセッティングが行えます。 使う人それぞれの使いやすさを考慮したこだわりがあります。


サブリメーション(昇華)印刷
耐久性に優れたサブリメーション印刷(昇華印刷)を採用。 キートップ面(樹脂)にインクを浸透させるため、鮮明 な刻印で、どんな酷使にも薄れない高品位な印刷です。



開発者のコメント

株式会社PFU
事業推進グループ 販売推進統括部 販売推進部
部長 松本 秀樹 氏


開発当初からキーボードプロジェクトに関わっていらっしゃる松本部長にお話を伺いました。

Happy Hacking Keyboard開発のテーマは、フルサイズのキーボードと同じ19.05mmのキーピッチを維持しながら削れるものはすべて削って極限まで小さくすること、そして、超小型であってもフルサイズの上級製品に勝るとも劣らないキータッチを実現することでした。
発売から10年が経ち、おかげさまで予想を遥かに上まわる多くのユーザの方に支持され、製品ラインアップも広がりました。しかし、上質な使いごこちへのこだわりは変えていないつもりです。コンピュータの世界は日々進化を続け、パソコンは消耗品と言えます。でも、キーボードはマシンと人を繋ぐインタフェースとして、たとえばハンドメイドの万年筆ように使うほどに手に馴染み、味わいを深めていく、長くつき合える道具だと思います。一生ものとして、Happy Hacking Keyboardを愛用いただければうれしいですね。


ジャストシステム社員の中でも、HHKBキーボード愛用者として知られている開発者3名に
「なぜHHKBキーボードを使うようになったのか」、「HHKBキーボードのお気に入りポイント」 など
HHKBキーボード愛用者が語る、おすすめポイントをご紹介します。

中村 理想のキーボードを探し求めていたキーボードオタクが
HHKB Pro にたどり着くまで?

中村:Web系システム開発&企画(リーダー)

プログラマにとってのキーボードやマウスは料理人における包丁のようなもの。手になじむものを求めてこれまで色々なキーボードを取っ替え引っ替えしてきました。 HHKBには初代が出たときから興味を持っていたものの、それなりの価格だったこともあり、購入には至っていなかったのですが、知人の「Pro はちょっと違うぞ」という話に背中を押されました。実際に使ってみると、キー配列、打鍵感そして見た目のどれをとっても文句の付けようがありません。

特に打鍵感は他に代え難いものがあり、長時間のキー入力作業も気持ちよく続けることができます(職業病だと思って諦めていた肩こりも楽になったように感じるのは気のせいでしょうか)。DIPスイッチによりAlt等のキーの配置を変更できるところもかゆいところに手が届く感じでいいですね。大げさですが、理想のキーボードに巡り会った感じで、非常に満足しています。「Professional」の名に偽りはないと思います。

國府田 Lite から Pro への成長過程
國府田:プログラマー&プロダクトデザイナー

数年前から、デザインをMacに向かって制作するうちに、グラフィックだけでなく、プログラムまでもが対象になってきました。初めてパソコンに向かったときに、マウスとモニタだけが相手で、キーボードには距離を感じていました。

しかし、プログラムでグラフィックや情報を動かすといったデザインもしていく中で、キーボードはむしろ身体側の装置として馴染みつつあることに気づき、ちゃんとしたものを使いたいと考え始めました。その頃、ソフトウェア開発者の知人からHHKBのことを聞き、その無駄のないコンパクトさに惹かれて購入しました。それがHHKB Lite2 Blackでした。

英語配列に慣れ、Fnキーにも慣れてくると、タイピングを避けていたのが嘘のようでした。そうしてLite2を使いはじめて半年後、さらに高品位を求めてもう一台、HHKBシリーズを購入しました。それが、HHKB Professional 墨 無刻印 でした。

キーの感触といい、机上のたたずまいといい、最高の品質。一つの究極の形ではないでしょうか。キーボードコンプレックスだったのが、打つ喜びを感じられるところまで。HHKBを選択して、デザイナーとしての幅を広げられたような気がします。

加藤 なぜデザイナーが HHKB なのか?
加藤:プロダクトデザイナー

ものを創り出す環境で良い道具を求めることは自然なこと。良い環境からは良いものが生まれてくる。
HHKB Professionalを使う理由は、この洗練されたキー配置。絶妙な印字のコントラストがデザインされていること。使い込んでいくうちにキーの刻印も味が出てくるんですよね。普段それほど大量の文字を打つ環境にいないのですが、小さな動作ですべてキーを扱うことができる機能性に、HHKBの魅力を感じています。

また、キー入力時の「スコッ!」という質感は、「手になじむ道具」という感覚をもっています。このキータッチはなかなか味わうことができないのでぜひオススメします。

   
実際にオフィスで使っている“Myキーボード ”を持ってきてもらい、
今回のHHKBキーボードについて語ってもらいました。

彼らのキーボードの会話には、
 「使い込むと出てくるキートップのテカリが、いいよね。」
 「使いこなすと、キーの刻印や矢印キーも不要になる」
など、HHKBキーボードへに対するこだわりは相当なもの。

まだHHKBキーボードを使ったことがない方には、Lite2でキー配列に慣れていただき
キー操作に慣れた後にProへ移行することをおすすめします。