最初におこなうSEOとして真っ先に挙げたいのは、前ページの「SEOに重要と思われる要素」でも筆頭に記載されていた「titleタグ内の記述」を見直すことです。
titleタグ内の記述とは、以下のようにHTMLファイルのhead要素の中にある<title>と</title>で囲まれた部分を指します。
●「ホームページ・ビルダー14」 のSEO機能からtitleタグ内の記述
(ページタイトル)を簡単に入力・修正
- 「SEO設定」→「ページのSEO設定」を選びます。
- 「SEO設定」ウィンドウで、ページタイトルの文字列を書き換えます。
この部分の記述は、ブラウザではここに表示されます。「タイトル」の文字どおり、そのページが何について書かれているかを表します。
では、ページタイトルにどのような記述をすれば、高いSEO効果が得られるのでしょうか。中古カメラショップのWebサイトを例として考えてみましょう。
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SEO効果 |
titleタグ内の記述 |
解 説 |
1 |
× |
なし(ブラウザ上の表示は「http://www.justcamera.jp/」など) |
<title>と</title>の間に何も記述されていない状態。URLが自動的に表示されるが、閲覧者が必要な情報を何も提供できていない |
2 |
× |
WELCOME TO JUSTCAMERA HOMEPAGE |
英語で検索される場合は店名のみヒットする可能性もあるが、日本語で検索された場合は情報量ゼロ |
3 |
○ |
中古カメラの専門店「ジャストカメラ」 |
どんなサイトなのかすぐにわかる。「中古」「カメラ」「店名」と3つのキーワード(検索されそうな言葉)が入っているのも良い |
4 |
◎ |
中古一眼レフ通販「ジャストカメラ」/港区新橋 |
適切な長さの記述の中に「中古」「一眼レフ」「通販」「店名」「カメラ(店名に含まれる)」「場所(来店を望む人には大切な要素)」と豊富な情報・キーワードが提供されており、検索でのヒット率も高くなる |
以上のような点に気を付けて、あなたのWebサイトをもう一度見直してみてはいかがでしょうか。上手に付けられたタイトルには、検索順位の上下を超えてクリックさせる力があります。
検索サイトを使うとき、どんな言葉を入力しますか? たとえば、トヨタ プリウスの情報を知りたいときは、「トヨタ プリウス」もしくは「プリウス 燃費」などのキーワードで検索するでしょう。「自動車」では検索しませんよね。これは、たとえ「自動車」で検索しても、範囲が広すぎて目的の情報にたどり着けないことを閲覧者が知っているからです。
前述の「カメラ」より「一眼レフ」などの方が好ましいのも同じ理由です。すなわち、一眼レフの販売情報を掲載したページには、カメラという大きなカテゴリーより、一眼レフとその周辺に絞り込んだキーワードやずばり機種名を乗せた方が、その商品に対する購買意欲が高い客層を呼び込むことができるといえます。
前のページで、SEOとは、“単純に検索サイトへの掲載順位を上げるテクニックではない”と書きました。何が何でも検索結果で上へ表示させるのではなく、アピールすべき人にアピールする、つまりセグメントした集客をおこなえるようにすることが、本当のSEOの効果なのです。
「ホームページ・ビルダー14」には、ぜひやっておきたい基本的なSEO対策が手軽に行える「SEO設定」機能が搭載されています。先にご紹介した「検索サイトへの登録」や「titleタグへの記述登録」のほか、以下の項目をサポート。もちろん、HTMLやSEOの専門知識は必要ありません。
また、「「ホームページ・ビルダー14 ビジネスバリューパック」には、「@rt web for HPB[会社・店舗編]」(会社・店舗用のテンプレート集)に加え、SEOの分析、検討、施策決定プロセスの実例を収録した書籍「非常識なSEOの常識」(ソフトバンククリエイティブ刊)」が付属しています。会社やお店のWebサイトへの集客アップをお考えの方には、こちらがおすすめです。
また、「ホームページ・ビルダー14」全シリーズには、GoogleおよびYahoo! JAPANで使える合計10,000円分のリスティング広告クーポンがセットになっています。
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